当院は、千歳船橋駅や祖師ヶ谷大蔵駅エリアで、血便や便潜血陽性といったお腹の不調・症状に悩む患者様の精密検査(大腸カメラ)に力を入れています。 健康診断で便潜血陽性と言われた方や、血便・粘液便など便の変化が気になっている方に、病気への理解を深めていただく一助となれば幸いです。 これらの症状や検査結果は、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患など、さまざまな病気が関係していることがあります。
大腸カメラでは、大腸の粘膜を直接観察し、必要に応じて組織検査やポリープ切除を行うことで、原因の確認や診断につながります。 このページでは、大腸カメラでわかる主な病気についてご紹介します。
このような症状や検査結果がある方へ
症状や検査結果だけで原因を判断することはできません。
気になる症状がある場合は、一度医師へご相談ください。
千歳船橋駅・祖師ヶ谷大蔵駅周辺や千歳台近隣にお住まいで、
血便や便に血が混じる症状にお悩みの方は、当院へもお気軽にご相談ください。
※イメージのため実際の出血とは異なります。腸の外側への出血ではありません。
便潜血検査は便に血液が混じっていないかを調べる検査です。 肉眼では見えない少量の出血でも検出できます。
陽性となった場合でも必ずしも大腸がんとは限りません。 痔や炎症、ポリープなどが原因となることもあります。
便潜血陽性は、大腸がんを意味するものではありません。
しかし、原因を確認することで安心につながる場合や、治療が必要な病気が早期に見つかる場合もあります。
検査について不安なことや気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
血便は、便に血液が混じったり付着した状態をいいます。 一方、便潜血陽性とは、肉眼では見えない程度の微量な血液が便潜血検査で検出された状態です。 血便の原因は痔や大腸ポリープ、大腸がん、炎症などさまざまで、症状がなくても陽性となることがあります。
血便は一度だけで自然に治まることもありますが、原因によって対応が異なるため、繰り返す場合や出血量が多い場合は医療機関への相談が大切です。
広義になりますが、消化管全体(食堂、胃、十二指腸、小腸、大腸)のどこからか出血している状態は下血になります。
血便が続く場合や繰り返す場合、腹痛や発熱を伴う場合は医療機関への受診をおすすめします。
また、一度だけの出血でも原因を確認した方がよい場合があります。不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
粘液便とは、便に透明〜白っぽいゼリー状の粘液が混じる状態です。 腸の粘膜から分泌される粘液が増えることでみられます。
少量であれば正常でもみられることがありますが、量が多い場合や下痢・血便・腹痛を伴う場合には、大腸の病気が隠れていることがあります。
粘液だけが出る場合もあれば、下痢や血便、腹痛を伴うこともあります。 原因によって治療法が異なるため、症状が続く場合には医療機関での診察が勧められます。
これらの症状がある場合には、炎症性腸疾患や大腸の病気が隠れていることがあります。 必要に応じて大腸カメラなどの検査を検討することがあります。
一時的な腸の不調でみられることもありますが、症状が繰り返す場合や血便などを伴う場合には、原因を確認することが大切です。
気になる症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。
便に鮮やかな赤い血液が付着したり、便器の水が赤くなる状態です。 肛門や大腸の出口に近い部分からの出血でみられることが多くあります。
黒くタール状で粘り気があり、胃や十二指腸など上部消化管からの出血でみられることがあります。
※胃や十二指腸からの出血が疑われる場合は、胃カメラによる検査が必要となることがあります。
暗い赤色から赤黒い色の便です。 小腸や大腸からの出血でみられることがあります。
透明〜白っぽいゼリー状の粘液が便に混じる状態です。 炎症によって腸の粘膜から分泌される粘液が増えることでみられます。
茶褐色で適度な硬さがあり、スムーズに排便できる便が一般的な目安です。 毎日の便の色や形の変化に気付くことも健康管理につながります。
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる「隆起(盛り上がり)」の総称です。 多くは良性ですが、一部には将来的に大腸がんへ進行する可能性があるものも含まれます。
ポリープは種類によって性質が異なるため、内視鏡検査での観察や切除後の病理検査によって詳しく評価されます。
※ポリープとは、胃や大腸などの粘膜表面から突出したイボ状・キノコ状の病変の総称です。
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腺腫は、大腸の粘膜細胞が増殖してできる良性のポリープです。
多くは良性ですが、一部は時間の経過とともに大腸がんへ進行する可能性があるため、 大きさや形状に応じて切除が推奨されることがあります。
大腸がんの多くは、この腺腫を経て発生すると考えられています。
鋸歯状病変は、大腸の粘膜が鋸(のこぎり)の歯のような形に増殖する病変です。
SSLやTSAは将来的に大腸がんへ進行する可能性があるため、切除が検討されます。
内視鏡所見だけでは完全な判別が難しいこともあり、切除後に病理検査を行い確定診断されます。
炎症性ポリープは、大腸の粘膜に炎症が繰り返し起こることで形成されるポリープ様の変化です。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患でみられることがあります。
炎症性ポリープそのものががん化することはまれであり、通常は切除の対象とならないことが多いです。
ただし、炎症性腸疾患では大腸粘膜全体の炎症が長期間続くことで、大腸がんの発症リスクが上昇することが知られています。 そのため定期的な大腸内視鏡による経過観察が重要です。
大腸ポリープは種類によって対応が異なりますが、必要に応じて内視鏡で切除することで将来のリスクを下げることができます。
そのため、「見つかった=すぐ危険」というわけではなく、正しく評価し、適切に管理していくことが重要です。
大腸がん(結腸がん・直腸がん)は、大腸の粘膜から発生するがんです。 日本では、がんの中でも多くの方がかかる病気の一つであり、早期の段階では自覚症状がほとんどないこともあります。
大腸がんは、早期発見・早期治療を行うことで(経過には個人差がありますが)、一般的には良好な経過が期待できる病気です。そのため、症状がなくても定期的な検診や大腸カメラ検査が重要です。
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大腸がんには、いくつかの発生の仕方があると考えられています。
大腸がんでは、次のような症状がみられることがあります。
大腸がんでは、次のような症状がみられることがあります。
症状がないまま、便潜血検査陽性をきっかけに発見されるケースも少なくありません。
がんの表面は傷つきやすく、便が通る際などに出血することがあります。ただ、がん以外でも出血することはありますので、血便=がんではありません。
便潜血検査は、肉眼では見えない少量の出血を検出する検査です。症状がなくても、大腸がんや大腸ポリープ、痔核からの出血によって陽性となることがあります。
がんが大きくなると、がんが大腸の空間を物理的にふさぐため便が通れる場所が狭くなり、便が細くなることがあります。
がんによって便の通り道がふさがれ便の流れが悪くなったり、大腸の動きが変化したりすることで、便秘や下痢を繰り返すことがあります。
腸の通過が悪くなることで、お腹が張ったり、便の詰まった腸で物理的に他の臓器や神経を押したりすることで健康な状態のときは感じなかった腹痛を起こしたりすることがあります。
がんや他の症状で出血している場合は、少量でも出血が長く続くことで、気付かないうちに貧血になることがあります。
大腸がんは、早期に発見して治療を行うことで良好な経過が期待できます。 症状がない場合でも、便潜血検査で陽性となった方や、年齢・家族歴などからリスクがある方は、大腸カメラ検査をご検討ください。
虚血性大腸炎は、大腸への血流が一時的に低下することで、腸の粘膜に炎症や傷(ただれ)が起こる病気です。
突然の腹痛と血便で発症することが多いですが、多くの場合は一時的な血流障害によるもので、適切な安静と治療により改善することが多いとされています。
特に高齢の方や、便秘傾向のある方にみられやすい傾向があり、症状が重い場合には、入院や手術が必要となる場合もあります。
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虚血性大腸炎では、次のような症状がみられることがあります。
多くの場合、腹痛のあとに血便が出るという経過が特徴的です。
虚血性大腸炎は一度のエピソードとして起こることが多く、数日〜1週間程度で症状が改善していくケースが一般的です。
ただし、強い症状がある場合や他の病気との区別が必要な場合には、大腸内視鏡検査で状態を確認することがあります。
虚血性大腸炎は、次のような要因が重なることで、一時的に大腸の血流が低下して発症すると考えられています。
多くは改善する病気ですが、症状が強い場合や出血が続く場合には、他の病気との区別も含めて医療機関での評価が重要です。
再発することは多くありませんが、便秘などの背景因子を整えることが予防につながります。
炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)は、腸に慢性的な炎症が起こる病気の総称です。 代表的な病気として「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」があり、どちらも症状が良くなったり悪くなったり(寛解・再燃)を繰り返す特徴があります。
国(厚生労働省)の定める指定難病で、一定の基準を満たした病状の方は、難病医療費助成の対象となり、高額な治療薬を必要とする場合でも、自己負担が軽減される措置があります。
症状には共通点もありますが、炎症が起こる場所や深さ、合併症などには違いがあります。 まずは違いをイラストで確認し、その後に詳しい解説をご覧ください。
| 項目 | 潰瘍性大腸炎 | クローン病 |
|---|---|---|
| 炎症が起こる場所 | 大腸のみ | 口から肛門までの消化管(特に小腸・大腸) |
| 炎症の深さ | 主に粘膜 | 腸の壁全体 |
| 主な症状 | 血便・下痢・腹痛 | 腹痛・下痢・体重減少・発熱 |
| 特徴 | 炎症が連続して広がる | 正常な部分を挟みながら飛び飛びに炎症が起こる |
| 主な合併症 | 長期間の炎症では大腸がんのリスクが高くなることがあります。 | 狭窄(きょうさく)・瘻孔(ろうこう)・栄養障害など |
どちらも慢性的な炎症を繰り返す病気ですが、炎症の広がり方や特徴には違いがあります。 診断には症状だけではなく、大腸カメラ検査や病理検査、必要に応じて画像検査などを組み合わせて総合的に判断します。
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気です。 ただれや潰瘍ができ、下痢や血便などの症状が続きます。
症状は一度落ち着いたように見えても再び悪化することがあり、「症状が強い時期(再燃期)」と「落ち着いている時期(寛解期)」を繰り返す特徴があります。
潰瘍性大腸炎は、特別な人だけがかかる病気ではありません。20代前後の若い方に多い一方で、近年は高齢で発症するケースも増えています。また、日本では患者数が増加傾向にあることが知られています。
この病気は長期にわたって炎症を繰り返すため、診断からの経過年数が長くなるほど、大腸がんの発症リスクが上昇することが知られています。そのため、症状が落ち着いている時期でも定期的な検査と経過観察が重要です。
この段階では、風邪や胃腸炎、過敏性腸症候群などと区別がつきにくいことがあります。
さらに炎症が強くなると、次のような全身症状が現れることがあります。
症状が長く続く場合や血便がみられる場合は、早めの検査が推奨されます。
クローン病は、消化管(口から肛門まで)のどの部分にも慢性的な炎症が起こる病気です。特に小腸や大腸に多くみられますが、口の中や肛門付近に症状が現れることもあります。
炎症は腸の壁の深い部分まで及ぶことがあり、腹痛や下痢、体重減少、発熱などの症状が続きます。病状によっては腸が狭くなったり、トンネル状の通り道(瘻孔)ができたりすることもあります。
症状は一度落ち着いたように見えても再び悪化することがあり、「症状が強い時期(再燃期)」と「落ち着いている時期(寛解期)」を繰り返す特徴があります。
10代〜20代の若い方に多くみられますが、近年は幅広い年代で診断されるケースも増えています。また、日本でも患者数は増加傾向にあり、早期診断と適切な治療によって症状をコントロールしながら日常生活を送ることが期待できます。
この段階では、風邪や過敏性腸症候群などと区別がつきにくいことがあります。
さらに炎症が強くなると、次のような全身症状が現れることがあります。
クローン病は腸だけでなく全身の栄養状態にも影響するため、長期的な管理と定期的な検査が重要です。
この病気は長期にわたって炎症を繰り返すため、診断からの経過年数が長くなるほど、腸管狭窄や瘻孔(ろうこう)などの合併症リスクが上昇することが知られています。
そのため、症状が落ち着いている時期でも狭窄や瘻孔などの合併症評価のため、定期的な内視鏡検査や画像検査が重要です。
大腸憩室症は、大腸の壁の一部が外側に袋状にふくらむ「憩室」がみられる状態です。
このような構造は加齢とともに多くの方にみられ、健康な方でも持っていることがあります。
なお、後天的な変化(後天性憩室)ではなく、先天的に憩室(先天性憩室)をお持ちの方もいます。
多くの場合は症状がなく、健康診断や大腸内視鏡検査で偶然見つかることがほとんどです。そのため、「病気」というよりも、これからも付き合っていく体の特徴のひとつとしてお考えください。
日本では高齢化や食生活の変化に伴い、憩室を持つ方は増加傾向にあるとされています。
この段階では治療を必要としないことがほとんどです。「持っている=治療が必要」というわけではありません。
憩室に炎症が起きた状態は「憩室炎」と呼ばれます。この場合は安静や薬による治療が必要になることがあります。また、痛みがなく突然の出血として気づかれることもあります。
まれに炎症が強くなると重い合併症につながることもあるため、強い症状がある場合は早めの受診が重要です。
大腸憩室は自然に消えるものではありませんが、多くの方は無症状のまま日常生活を送っています。
そのため、「治す病気」というよりも、体の構造として理解しながら、必要なときに対応するという考え方が基本になります。
症状を繰り返す場合には、食生活の見直しや定期的な検査が役立つことがあります。
特に症状がない場合でも、検査で見つかった際には一度医師に状態を確認しておくと安心です。
痔核(いぼ痔)は、肛門周囲の血管がうっ血し、ふくらみとして現れる状態です。排便時のいきみや長時間の座位などにより、誰にでも起こりうる身近な変化です。
必ずしも病気というわけではなく、日常生活の中で多くの方にみられる状態のひとつです。症状がなければ治療を必要としないことも多くあります。
一方で、出血や痛み、脱出などの症状が出る場合には、適切な対応が必要になります。
この段階では必ずしも治療は必要ではなく、経過観察となることもあります。
症状の程度により、内服薬や外用薬による治療が行われるほか、必要に応じて処置や手術が検討されることもあります。
痔核は体質や生活習慣の影響を受けやすく、完全に予防することは難しい一方で、悪化を防ぐことは可能です。
排便習慣の改善や、長時間の同じ姿勢を避けることが症状の予防につながります。
症状が軽い場合は自然に落ち着くこともありますが、出血や痛みが続く場合は早めの相談が推奨されます。
感染性腸炎は、細菌やウイルス、寄生虫などの感染によって腸に炎症が起こる病気です。
主な症状は、下痢、腹痛、嘔吐、発熱で、原因によっては血便がみられることもあります。
多くは自然に改善しますが、脱水を防ぐための水分補給が大切です。 症状が強い場合や長引く場合には、医療機関で適切な診断と治療を受けることが推奨されます。
自己判断で市販の下痢止めを使用することは避けましょう。
感染性腸炎では、下痢によって原因となる病原体を体外へ排出しています。 自己判断で下痢止めを使用すると、病原体が腸内にとどまり、症状が長引いたり悪化したりする可能性があります。
感染経路
食べ物や水を介した経口感染のほか、感染した方の吐物や便、ドアノブなどを介した接触感染や飛沫感染によって広がります。
主な病原体
ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス、サポウイルスなど
主な症状
下痢、嘔吐、腹痛、発熱など
潜伏期間
1~3日程度(ウイルスの種類によって異なります。アデノウイルスでは3~10日程度の場合もあります。)
回復までの目安
3日~1週間程度です。高齢の方や免疫力が低下している方では、さらに時間がかかることがあります。
治療
有効な抗ウイルス薬はありません。水分補給を行い、必要に応じて解熱剤や吐き気止めなどによる対症療法を行います。
感染経路
十分に加熱されていない肉類や魚介類などを介した経口感染が主ですが、接触感染や飛沫感染で広がることもあります。
主な病原体
カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌(O157など)
主な症状
下痢、腹痛、嘔吐、発熱、血便など
潜伏期間
半日~5日程度(細菌の種類によって異なります。)
回復までの目安
多くは1週間程度で改善しますが、O157などでは10日程度かかることもあります。
治療
水分補給や整腸剤などによる対症療法が基本です。
症状が重い場合や細菌の種類によっては抗菌薬が使用されることがあります。
感染経路
主に食べ物や水を介した経口感染です。
主な病原体
赤痢アメーバ、アニサキス、日本海裂頭条虫(サナダムシ)など
主な症状
腹痛、下痢、粘血便、発熱など
潜伏期間
数日から数週間、病原体によっては数か月に及ぶことがあります。
回復までの目安
通常は1~4週間程度ですが、病原体や体調によって異なります。
治療
原因となる寄生虫を特定し、駆虫薬による治療を行います。必要に応じて対症療法も併せて行います。
感染性腸炎の多くは自然に改善しますが、脱水を防ぐために十分な水分補給と安静が大切です。
血便が続く場合や高熱、強い腹痛、症状が長引く場合には、感染性腸炎以外の病気が隠れている可能性もあるため、早めの受診が推奨されます。
過敏性腸症候群(IBS)は、大腸に炎症やがんなどの異常がないにもかかわらず、腹痛や便秘、下痢などの症状が続く病気です。
腹痛は排便によって軽くなることが多く、排便回数や便の形の変化を伴いながら、数か月以上続くことがあります。
過敏性腸症候群(IBS)自体は命に関わる病気ではありませんが、症状によって日常生活や仕事、学校生活に影響することがあります。また、稀にですが他に隠れている病気がマスキングされてしまっていることがありますので、 一人で我慢せず、お困りの症状がある場合はご相談ください。
過敏性腸症候群は、ストレスなどをきっかけに脳と腸の情報のやり取り(脳腸相関)が乱れることで、腸の動きが過剰になったり、痛みを感じやすくなったりすると考えられています。
原因は一つではなく、ストレスだけでなく体質や生活習慣など様々な要因が関係しています。 また、感染性腸炎が治ったあとに発症することもあり、「感染後IBS」と呼ばれています。
腹痛や便通異常が続いていても、すべてがIBSとは限りません。
似た症状を起こす病気として、大腸がんや炎症性腸疾患などが隠れていることもあります。 気になる症状が続く場合は、一度ご相談ください。
IBSの診断では、世界的に用いられている「ローマⅣ基準」が参考になります。
ただし、この基準だけで確定診断を行うわけではありません。 大腸がんや炎症性腸疾患など、似た症状を起こす病気がないことを確認することも大切です。
血便、体重減少、発熱などの症状がある場合や、ご家族に大腸がんや炎症性腸疾患の方がいる場合には、大腸カメラをおすすめすることがあります。
IBSは便の形状によって4つのタイプに分類されます。 ブリストル便形状尺度を参考にご紹介します。
※参考資料のため、実際の便の色や形とは異なる場合があります。
IBSでは生活習慣の見直しが治療の基本になります。 規則正しい食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけ、刺激物や脂っこい食事、過度の飲酒は控えることが勧められます。
症状に応じて整腸剤をはじめ、漢方薬や下痢・便秘に対する薬などを組み合わせて治療を行います。
IBSの方は、胃痛や胃もたれ、逆流性食道炎などを合併しやすいことが報告されています。 また、潰瘍性大腸炎やクローン病を発症するリスクが一般の方より高いとする報告もあります。
IBSと診断されたあとでも、血便や体重減少、発熱など、これまでと異なる症状が現れた場合には、自己判断せず医療機関へご相談ください。
IBSは命に関わる病気ではありませんが、似た症状を起こす病気が隠れていることがあります。
血便、発熱、体重減少など、普段と違う症状がある場合や、症状が長く続く場合には、お気軽にご相談ください。
【参考】日本消化器病学会「患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド2023」
下血とは、肛門から血液が排出される症状の総称です。鮮やかな赤い血がみられることもあれば、暗赤色や黒っぽい便として現れることもあります。
原因は痔核(いぼ痔)などの身近な病気から、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患、胃・十二指腸潰瘍などさまざまです。
一度だけで自然に治まることもありますが、原因によって必要な治療は異なります。下血に気付いた場合は、自己判断せず原因を確認することが大切です。
下血は消化管からの出血を示す重要なサインです。
痔が原因のこともありますが、大腸がんや胃・十二指腸潰瘍などが隠れている場合もあります。 出血を繰り返す場合や腹痛、発熱、体重減少などを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
下血とは、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸など消化管から出血し、その血液が肛門から排出される状態をいいます。
血液だけが排出される場合だけでなく、便に血液が混じったり付着したりする「血便」も下血の一つです。
出血した場所や出血量によって、便の色は異なります。
下血の原因を調べるためには、症状や便の色、年齢などを総合的に判断し、大腸カメラや胃カメラなどの検査をご案内することがあります。
特に40歳以上の方や、下血を繰り返す方、腹痛や体重減少などを伴う場合は、消化器内視鏡検査をおすすめすることがあります。
下血が続く場合や繰り返す場合、出血量が多い場合、腹痛や発熱、体重減少などを伴う場合は、早めに医療機関を受診してください。
一度だけの下血であっても、大腸ポリープや大腸がんなどが見つかることがあります。不安な症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
はい。1回だけの陽性であっても、原因を確認することが大切です。
健診で便潜血陽性となった場合は、大腸カメラによる精密検査(二次検査)が推奨されます。
大腸がんや大腸ポリープからの出血は常に起きているわけではなく、たまたま2回目の便には血液が混ざらなかったというケースもあります。
また、便潜血陽性は痔が原因となることもありますが、大腸ポリープや大腸がんなど他の病気が隠れていることもあります。
「1回だけだから大丈夫」と自己判断せず、一度ご相談ください。症状や検査結果をもとに、必要に応じて大腸カメラによる精密検査をご案内いたします。
以前から痔と診断されている方でも、一度は医師にご相談ください。
出血の原因が痔だけとは限らず、大腸ポリープや大腸がんなどが同時に見つかることもあります。
特に40歳以上の方や、出血を繰り返す場合は大腸カメラによる検査をご検討ください。
少量であれば正常な場合もありますが、量が多い場合や、下痢・血便・腹痛などを伴う場合は大腸の病気が隠れている可能性があります。
潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や、大腸ポリープ、大腸がんなどが原因となることもありますので、症状が続く場合はご相談ください。
当院では、検査中に見つかった大腸ポリープは、大きさや形によりますがその場で切除(日帰りポリープ切除)することが可能です。
ただし、ポリープの大きさや形、服用中のお薬(血液をサラサラにする薬など)の状況によっては、安全性を考慮し入院設備のある医療機関をご紹介する場合があります。
世田谷めぐりさわファミリークリニック(千歳船橋・祖師谷大蔵駅)では、初めて大腸カメラ検査を受ける方にも安心していただけるよう、ご不安やご質問を丁寧にお伺いしています。
検査は消化器内視鏡専門医(女性医師)が担当し、必要に応じて鎮静剤を使用して、個人差はございますがウトウトと眠っているような状態で検査を受けていただくことも可能です。
いいえ。便潜血陽性は、自覚症状がない大腸ポリープや大腸がんが見つかるきっかけになることがあります。
症状がなくても、原因を確認するため、一度ご相談ください。症状や検査結果をもとに、必要に応じて大腸カメラによる精密検査をご案内します。
はい。大腸カメラでは直腸や肛門付近の状態も観察できるため、内痔核(いぼ痔)などが確認できることがあります。
ただし、症状や状態によっては肛門科での詳しい診察が必要となる場合もあります。
一般的な目安として、ポリープがあった方では1~2年、40歳を過ぎた方では3~5年ごとの検査が勧められることがあります。ただし、適切な検査間隔は、ポリープの種類や数、年齢などによって異なります。
便潜血陽性となった場合や、血便、腹痛、便通異常などの症状がある場合は、前回の検査時期にかかわらずご相談ください。
また、以前に大腸ポリープを切除された方は、ポリープの種類や数に応じて定期的な大腸カメラをおすすめしています。
当院では、消化器病専門医であり消化器内視鏡専門医の女性医師が診察・大腸カメラ検査・検査結果のご説明を担当しております。
また、大腸カメラに関する診療だけでなく、風邪などの急性疾患や生活習慣病などの一般内科診療も同じ医師が担当しております。(耳鼻咽喉科は担当医が診療いたします。)
初めて大腸カメラを受ける方にも、ご不安やご質問に配慮を欠かないよう心がけています。
世田谷区、千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵、千歳台や粕谷周辺にお住い、 お勤めの方の健康維持のお役に立てるよう風邪の診察や内視鏡検査対応を行っています。
「まずは話だけ聞いてほしい」
「便潜血で引っかかって、どうしたらいいか迷っている」
そんな方は、予約をする必要はありません。診療時間内※に直接クリニックへお越しください。院長があなたのお話をじっくりお伺いします。
診察のうえ、もし大腸カメラなどの検査が必要だと判断した場合は、その場でスケジュールを相談しながら、患者様のご都合に合わせて検査日を決定いたします。
診察は予約不要ですからいつでもご来院ください。(発熱診察と検査健診は予約制です)
※11:45以降の午前診察は発熱診察優先となりますので感染症流行時などはお待ちいただく時間が長くなります
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